足の少陰腎経 2009/08/01
今回もお二人から受講メモが届きました。
いつも同じ方からです。
他の方もぜひメモを送ってください。
受講内容を整理することで体験を経験とすることが可能となります。
Iさんの受講メモ
板書事項
二点融合
二点弁別
主客一体
三島註:
「増永先生が心理学の基礎研究で学んだ二点弁別。皮膚感覚の閾値の実験です。体表は部位によって二点の触圧を感じられる幅が異なるのです。
二点が別であると分かること。これが分かったということの基礎になります。分かる、解る、判る、瓣る。どれも文字の中に刀があります。片仮名のリも刀のことです。対象に切り込んで二つに区切ったとき、物事が分かったと言う訳です。
その二点を指圧的に圧すると次第に二点が一点、あるいは一面、あるいは一線のように融合してきます。これが指圧の圧であり経絡感であるとは増永先生の発見です。その現象にわたしが勝手に二点融合と名付けました。
二人の間で二点融合が成立しているとき主格一体、自他の別が分かりにくくなります。これは瞑想状態に近く、おそらく純粋経験という西田幾多郎の説はこれをいうのだと勝手に思っています。増永先生は京大で西田哲学に触れています。孫弟子になるとおっしゃっていました。増永先生の生命共感は絶対に西田哲学の純粋経験から導かれたものだと、これまた勝手に思っています。」
資料「東洋医療入門講座」解説
http://yukijuku.blogspot.com/2009/08/blog-post_6503.html
に掲載してあります。
実習 腎経に沿って
兪府 と 照海
丹田 と 湧泉
これらの二点融合の練習。
経絡体操 膀胱経&腎経
Kさんの受講メモ
腎経1回目
脱力
日常的には、余りからだをゆるめることを意識しないできたが、野口体操も含めてからだを動かすときには、緩めることを意識して取り組むようにしたい。
二点融合、二点弁別
二点を押さえる強さや、する側が自分の体を心身統一していくことは、経験を積む必要がある。
「生きる方向の発見」とか「生きる活力の養成」はそれとなくわかりますが、「生きる場の解放」とはどんな意味合いでしょうか。
三島註:
「健康法や身体技法を勉強している人が陥りやすい欠点として、自己の中に閉塞すること、本来開放系である身体を閉鎖系の中へ収斂してしまうことがあります。丹田は元来外へ開かれているものなのに統一する中心として固めてしまうのです。
しかし、わたしたちは環境から活かされ、環境に影響を与えています。その辺りを考慮すれば「生きる場の解放」は自ずから見えてくるはずです。
なお、「生きる場の解放」「生きる方向の発見」「生きる活力の養成」は坪井先生のメビウス気流法から学んだものです。」
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