2009/09/12

経絡導引9・5

心包経 1回目 2009.9.5

Kさん

先生の資料の中で「労宮」は、気功や手当法で、重要な意味を持っていると記されており、「気のおにぎり」を身体にしみ込ませることが触れることの基礎ということですが、指先についても、意識を指先に持っていけば、「気」を指先に集中させることができる感じです。

三島註:

「おっしゃる通りです。意を持って気を動かすことができればどこでもかまいません。合気道の達人など背中や腰で相手を軽々と飛ばしてしまいます。間合いとタイミングが絶妙だからです。

労宮の重要性は掌つまりタナゴコロの中心であること。足の中心アナゴコロが湧泉、頭の天辺に百会、躯幹の中心に丹田があるように身体構造の指標となるポイントであることです。これらの意識、実感を通じて解剖学ではない身の構造を構築し、次いでそれを自在に操る練習をすることです。意識の場所を分散しては元ができません。まずは労宮を体感し、そこでモノに触れる。触れるとは触れられること。この感覚を味わいたいものです。本当に触れるということのむずかしさが分かってくると思います。」

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