2009/10/10

韓舞 水と花と光と  金利惠

今日調整にいらっしゃったCさんが、知り合いのイヴェントだとパンフを下さいました。
韓国の伝統舞踊の金利惠さんの韓舞(からまい)「水と花と光と」いう公演です。
この方は以前にも「白い娘道成寺」という舞いを披露して好評を博されました。
残念ながらその時は行けなかったので今回は是非出掛けたいと思っています。

詳細は
をご覧ください。

名古屋公演 2009年11月26日(木)
会場 名古屋能楽堂
開場 18時半
開演 19時
全席指定 前売 5000円  当日5300円

韓国から数名の演奏家を伴ってのイヴェントですから、韓国文化にどっぷり浸ることができるでしょう。
前日は福岡、28日は東京公演です。

金利惠さんは東京生まれ東京育ち。両親は幼くして渡日。5歳からバレエを学び、20歳のとき母国韓国を訪問、衝撃を受け、東京で韓国舞踊を学び始めたそうです。中央大学文学部を卒業後、1981年単身帰国移住。人間国宝李梅芳氏に師事し本格的に修行。現在ソウルに住み、韓国の重要無形文化財履修者。韓日のみならず世界各国で公演をされています。

パンフレットには最初にこんな俳句があり驚きました。

  花に舞へ奥千本の花に舞へ  黒田杏子(俳人)

黒田氏は藍生俳句会主宰。わたしは何を隠そう第1回藍生新人賞受賞者。つまり黒田氏はわたしの俳句の先生です。
そういえば以前、氏が結社誌(2009年1月号)に

 金利惠さんに
  冬麗の人在日といふ希望  杏子

という句を載せていたことを思い出しました。つまり韓国舞踊家金利惠さんと俳人黒田杏子氏は知り合いだったのです。しかもこの句は

  花に問へ奥千本の花に問へ  杏子

が原型で、金さんのためにそれを

 花に舞へ奥千本の花に舞へ  杏子

と改変されたのです。むろんこれは金さんへのオマージュです。
奥千本は花の名所吉野。金さんの代表作「白い道成寺」のある紀伊半島ですから、そこも掛けているのでしょう。

今回は意外な縁に驚きました。もっとも黒田杏子氏はとても顔が広い方なのであちこちの有名人が知り合いです。驚くことはないかもしれません。

いずれにしても当日が楽しみです。

追記:
以前わたしのところでやっていた俳句会に参加していたOさんが現在ソウルに滞在しており、ソウルの俳句会で金利惠さんとも知り合いのようです。なぜならソウル俳句会の俳句がネットに出ており金さんやOさんの俳句が出ていたからです。


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