2010/02/13

鉄の女のダイエット

糖質制限食ならタンパク質や脂肪を多く摂取しても大丈夫だと言われています。
それを実践している病院も有ります。
その実例としてイギリスの元首相サッチャー女史のダイエットが紹介されていました。

最近の情報には脂肪よりも糖質の過剰を警告するものが多く見られます。
これもその一端でしょう。

極端な偏食はいけませんが、高齢者の介護予防訓練などでも同様のことが統計から示されています。
肉や卵を好む高齢者に丈夫な人が多いのです。
以下、ご参考に。


MSN産経ニュース
2010.2.11 09:21 



“鉄の女”が成功 卵ダイエット “糖質制限食”のお手本



http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/100211/sty1002110923002-n1.htm



 英国のサッチャー元首相(84)が1979年の総選挙前、“鉄の意志”で9キロの減量に成功した2週間限定の卵ダイエット。そもそも卵はコレステロールが高く、大量摂取は健康に悪い印象を受けるが健全な減量に卵は有効なのか? 公表されたサッチャー元首相のダイエットメニューを専門家に検証してもらった。(小川真由美)
 ◆ステーキもOK
 サッチャー財団が先月、ダイエットメニューを公表した。多い日は1日6個の卵を食べ、肉も週4日登場。減量中とは思えないメニューだが、管理栄養士の大柳珠美さんは「非常に理にかなったメニュー。“糖質制限食”の見本」と感心する。
 血糖値が上がりインスリンが分泌されると脂肪より糖質を優先的にエネルギーとして消費するため、脂肪は落ちない。体内の脂肪を燃焼させるには、糖質をなるべくゼロにする。糖質を摂取しないと肝臓が自然にアミノ酸などからブドウ糖を作り出すが、このときも脂肪がエネルギーとして消費される。糖質をいかに抑えるかが減量の鍵というわけだ。
 メニューを見ると、パンやパスタなど糖質を多く含む主食が極端に少ない。さらに間食禁止のため、クッキーやケーキなど菓子類もなし。卵や野菜にも糖質は含まれるが、このメニューではインスリンが分泌される量ではないという。
 このため、高タンパクの卵と週4日の肉類は1日に必要なエネルギーを補充するために不可欠。糖質を制限しているため、ステーキを食べている間も体は脂肪を燃焼させているという。
 さらに特徴的なのが食べ合わせだ。ホウレンソウなど青菜は糖質が低め。大根や白菜、キャベツなど白野菜は加熱すると食べすぎて糖質を多く摂取してしまう。ダイエット時は青菜をたっぷり、根菜類や白野菜はサラダなど生で食べる。
果物は血糖値を上げずにすぐエネルギーになる。中でもグレープフルーツは糖分が少なくビタミンCが豊富なのでおすすめ。少し前にブームになったバナナはデンプンが多く、主食代わりになるので控えた方がよいという。アルコールはウイスキーや焼酎など血糖値を上げない蒸留酒。今なら糖質ゼロの発泡酒でも代用可能だ。
 ◆30年前の実践に脱帽
 一方、卵は高コレステロールで食べ過ぎは体に良くない印象だ。だが、コレステロール自体、何も食べなくても肝臓で毎日つくられ、卵以外の脂肪や炭水化物の多い食品も体内でコレステロールに転換される。逆に、卵黄のレシチンには悪玉コレステロールを減らす働きもあり、脂質体質異常(高脂血症)の人など一部を除き、健康な人であれば多めに食べても問題ないという。焼いてもオムレツでもゆで卵でも調理方法は何でもよい。しかし、バターなどは使わないようにする。
 大柳さんは「主食と甘いものを控えて糖質を抑え、おかずを楽しむ食生活が減量には最も効果的。30年も前に実践していたサッチャーさんはさすが」と感心していた。
                   ◇
 ■消費量 世界トップクラス
 日本養鶏協会によると、平成19年度の国民1人当たりの卵の消費量は55・3グラム。卵1個は標準のMサイズが58~64グラム、Lサイズが64グラム以上70グラム未満(いずれも殻付き)で、小さめの卵をほぼ毎日食べている計算になる。消費の内訳は、冷凍食品やパン、外食など業務・加工品27・7グラム▽家庭での調理27・6グラム-で、25年前の昭和60年度と比べて全体で8・4グラム増えた。ただ、当時と比較すると、家庭での消費が減り、加工品が11・5グラムも増加した。同協会によると、1人当たりの消費量は世界でトップクラスだという。

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