2010/11/20

高年大学での授業

17日水曜日、名古屋市高年大学鯱城学園健康学科で講義を行って来ました。

テーマは「暮らしに活かす東洋医療」。

医療から医学への歴史。
なぜ東洋医学でなく東洋医療なのか。
今日、どうしてエビデンスのはっきりしない東洋医療が生き延びているのか。

そんな話をしながら科学の歴史や具体的な東洋医療の見方、考え方を披露してきました。

東洋医療の根本は天人合一思想。
夏目漱石の則天去私と同じ。

それを理論付けるための方便として
陰陽という弁証法に似た現象理解の方法。
五行説はそれぞれが関係の中にあるという考え方。

いずれにしても現象には原因がある、それを探る方法として当時はこれらの手段しか無かった。
いまならCTもMRIもあるけど。
・・・などと説明。

あとは本来の元気の意味や気血水、内因外因論などの古典的生理学。
簡単なツボの勉強で終了。

楽しい1時間半でした。

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