2011/12/30

視力を失うと触覚や聴覚が発達する不思議


随分前、「レナードの朝」という映画を観た。
実話に基づいているという触れ込みだった。
不思議な病気で村の少年少女が眠ってしまいそのまま数十年が過ぎる。
そこに新進気鋭の医師が当時開発されたドーパミンを大量投与すると奇跡的に目覚め行動を始めるというストーリー。
主役の医師をロビン・ウイリアムズ、患者のレナードをロバート・デ・ニーロが演じていた。

その原作を書いた医師はオリバー・サックス。
氏は癌で右目の視力を完全に失いつつも臨床を継続しているという。
そのインタヴューがdiamond社のサイトに載っていた。

脳の可塑性という希望。
過大に評価することはできないが、人生を諦める前に期待してもいい。
開業医、コロンビア大学メディカルセンター神経学・精神医学教授として活躍するかたわら、映画『レナードの朝』の原作など多数の著書があるオリヴァー・サックス医師。最新刊『心の視力 脳神経科医と失われた近くの世界』を上梓した同氏に、人間の五感と脳の不思議について聞く。

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