2012/07/20

香山リカ氏の問題発言 - 新小児科医のつぶやき

「新小児科医のつぶやき」というお医者さんの書かれているブログです。

香山リカ氏の問題発言 - 新小児科医のつぶやき:


文中に引用されている

意見の違う人を精神病者扱いするというのは、かつて全体主義国家とそれに荷担した精神科医がやってきたことで、その反省を踏まえれば精神科医は絶対に口にしてはいけないことなのに。
という一節が特に気になりました。
'via Blog this'

1 件のコメント:

游氣・ゆうき さんのコメント...

あるサイトに同じエントリーを掲載したらコメントがつきました。
面白いやり取りとなったので紹介します。

この発言のどこが問題なのでしょう。精神病のボーダーそのものが時代によって随分変わってきたのは周知のとおりで、それにイデオロギーのバイアスがかかって増幅され、全体主義下の精神科医が体制に順応して病者を生産し、収容所へ送り込んでいたことは事実だと思いますが。香山さんはそれを否定しているのでしょうか?

これに対する私の返事は

知人の医師は香山さんが精神科医として度々批判対象者に対し「心の病気」という診断を行うことは医師としてはよろしくないと言います。何故かというと医師は診断をすることができる唯一の職種だからです。マッサージ師は診断どころか病名に基づく治療も公的には許されていません。つまり医師にとって診断権はものすごく大きいものなので、香山さんが安易に文中で他人を診断することに懸念を抱いています。さらに今回、彼女は「心の病気」の程度は難治性が高いと診断し、「心の病気」の症状として、その言動は信用できるものでないとしました。これは精神病患者に対する差別意識を表すことになります。その辺りが問題になる点です。しかも精神保健指定医は(香山さんは指定医か否かは不明です)患者を精神疾患と診断し、強制的に入院させる権限を国から保証されています。知人の医師も「夜と霧」の生体解剖や731武隊の人体実験を医師として後輩に伝えようとしています。そこで以前から香山さんの言動に批判的でした。このブログの医師もおそらく同じなのではないでしょうか。

これに対する質問者の返答は以下のものでした。

あ、分かりました。私の誤読でした。香山さん自身が私が批判したような恣意的な診断を、論争相手などに対してしているということですね。 引用文よく読んだら、たしかに原発推進論者を病気だといってます。私ども素人が比喩的に言っても問題なのに、精神科医がいってはいけません。この人どうも浅薄なところがありますね。