2012/11/25

カルテ指導会

北区役所講堂で恒例のカルテ指導があった。
偶然にもカルテを監査指導する役員が鍼灸学校の同級生だった。
同級生が役員になっているということは互いに歳を加えたということに他ならない。

カルテはレセコンできちんと書いているし、必要書類もクライアント毎に閉じてある。
毎回主治医に施術記録を提出しているので、彼もこれなら申し分ないと感心していた。
実際こういう記録に関して鍼灸師は全く疎い。技量がない。教育を受けていない。
それは一人で施術している人が多く、情報を他人と共有する必要がないからだ。
それでスキルがなかなか上達しない。

さらに漢方は主観的判断で成立していて、客観的報告が難しい。
血圧や体温のような数量化された医学ではないからだ。
施術方法だって客観的記述は難しい。
なぜなら鍼灸やマッサージは職人技であってプロダクトとして均一化されたものではないのだから。

今日も前の人や隣の人のカルテを盗み見すると日付以外何も書いていないケースが多い。
そういう人は当然のことながら、もっと記載するよう指導を受けていた。

昨年は会長に指導を受けた。
その時もさっと眺めて「これだけきちんとしてあれば問題ありません」とのお墨付きだった。

ということで指導はあっさり終了。
気候がいいので黒川から高岳まで歩いた。
青空に伸びる銀杏の黄葉が美しかったが、カルテを詰め込んだ鞄が重かった。



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