2009/07/29

『高雄病院食生活十箇条』 と日野式食養生

高雄病院食生活十箇条』 -アレルギー疾患の治療や生活習慣病予防に-

先に紹介した江部先生の糖質制限食
は糖尿病の方にも予備軍の方にも健康な方にもお勧めですが、若い方や糖質制限の必要のない方向けには次のような食生活を勧めておられます。

一、主食は未精製の穀物が好ましい(玄米、全粒粉のパンなど)
二、白パン・白砂糖など精製炭水化物の摂取は極力減らす
三、発酵食品(味噌、漬け物、納豆など)をきちんと食べる
四、液体でカロリーを摂らない(飲みものは水、番茶、麦茶、ほうじ茶など)
五、魚貝類はしっかり食べ、肉類は適量を摂る
六、季節の野菜や海草はしっかり食べ、旬の果物も適量摂る
七、オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)など身体に良い油脂は積極的に摂る
八、牛乳は極力減らし、チーズやプレーンヨーグルトは適量摂る
九、できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ
十、食事は楽しく、ゆっくり、よくかんで

江部康二

これは昔HPに連載した日野式食養20カ条にも似ています。

日野式食養生の20か条
1 食品添加物の摂取にはじゅうぶん注意する。 
2 近代農薬使用の食品についても注意を払う。 
3 合成洗剤の使用は慎重に。 
4 精白穀物、精白糖、精製度の高い食品は要注意。 
5 動物性タンパク質のみを尊重しない。 
6 野菜、ことに緑黄色野菜の摂取に努める。 
7 海草を常食する。 
8 脂肪を適量取る。 
9 各種ビタミン、ミネラル、その他すべての栄養素のバランスに注意する。 
10 なるべくその土地に、長年、たくさん収穫されてきたものを、その季節に、新鮮な状態で偏らず、順ぐりに摂取する。  
11 一物全体食に努める。 
12 煮こぼし、ゆでこぼし、あく出し、穀物の研ぎ洗いはほどほどに。 
13 いつ、いかなる場合にも、だれもが、どんな食べ物でも、生食が良いとか、または2分間煮や、長時間の加熱食が良いとかいうように、とらわれるべきではない。果物食の可否についても同様である。 
14 塩分や水分の摂取量についても同様で、とらわれるべきではない。 
15 各食品の持ち味を生かして料理する。砂糖、人口調味料などを無批判に用いない。  
16 過熱、過冷のものや、香辛料、刺激物、アルコール飲料を多量、頻回に用いない。  
17 清涼飲料水、缶詰、インスタント食品類も、多量、頻回に用いない。 
18 空腹でないのに、漫然と食事をしたり、就寝前約2時間以内に飲食することは避ける。 
19 良く噛み、心から十分味わって食べる。 
20 食事直前・中・直後に、湯茶等を多量に飲まない。                          日野厚著「慢性病の食養生」(主婦と生活社) 

これに関しては游氣風信の14号
を皮切りに24号まで連載しています。
今の自分とは考え方に相違がありますが、ご覧下さい。
に目次があります。

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