2010/03/14

俳句甲子園


昨夜、俳句甲子園の事務局から今年の地区大会の審査員を依頼されました。今年で四年目になるでしょうか。

このイベントはおよそ十年前から始まりました。次第に規模が拡大し、今年、以下のような賞を受けるまでに至りました。

この大会は俳句を詠むこと読むことに加えて、ディベートがあります。そのことに賛否があるのですが、一頃のように相手の句の欠点を論うのではなく、しっかりとした鑑賞をして意見を述べることができるようになってきました。

わたしは初めての審査員を務めたとき、
「まず俳句をしっかり解釈して下さい。相手の真意をしること、これは相手と作品に対するリスペクトです。それからその句の世界を自分で鑑賞して広げます。その過程をディベートしましょう」
といった内容の話をしました。

高校生の能力は指導教官の尽力や先輩から後輩への伝統から確実に進歩しています。

今年の地区予選は6月19日土曜日。
さて、今年はどのような俳句と出会えることでしょうか。



全国の高校生が言葉の戦いを繰り広げた俳句甲子園=松山市の大街道商店街特設会場で2009年8月8日午後0時50分、津島史人撮影
全国の高校生が言葉の戦いを繰り広げた俳句甲子園=松山市の大街道商店街特設会場で2009年8月8日午後0時50分、津島史人撮影
社団法人日本イベント産業振興協会(東京都)は9日、第5回日本イベント大賞に「市制施行120周年記念 第12回松山『俳句甲子園』全国高等学校俳句選手権大会」(主催・NPO法人俳句甲子園実行委員会)を選んだと発表した。正岡子規や高浜虚子ら多くの俳人を輩出し、小説「坊っちゃん」の舞台となるなどした文学的土壌を生かし、市内の商店街を舞台に、市民を巻き込みながら審査する地域密着型の一面と、予選会を通じて全国に活動を広げた波及力を評価。「俳句で戦うという新しさと質の高さが光るイベント」と絶賛し、大賞に選出した。大賞には08年9月から09年9月に行われた全国のイベントのうち150作品の応募があった。

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