瀬戸内寂聴さんからスマートレターが届く。著名な寂聴さんとは同じ俳句会に所属しているが面識は無い。首を捻りながら開けると中から瀬戸内敬舟句集『微笑仏』が出てきた。
敬舟さんは数年前に亡くなられた寂聴さんの甥御さんで、寂聴さんの生家の家業である神仏具店を経営しておられた。氏も結社を同じくしていたが面識は無い。
拝読すると四国のお仲間が協力して遺句集を上梓されたようだ。それを寂聴さんが結社の名簿に応じてご恵贈してくださったのだろう。黒田杏子先生の温かい序文も掲載されている。
我に似し羅漢と笑ふ竹の秋 敬舟
大らかな息の深い句柄である。
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